「Teamsで共有したはずなんですけど」「見てないです」
これ、どちらも悪くありません。Teams は流すための道具なので、流したものは流れていくのが正しい動きです。
問題は、流していい情報と、溜めておくべき情報を、同じ場所に投げていることです。ここを分けるだけで、かなり静かになります。
まず知っておくと納得できること:チャットに貼ったファイルの行き先
Teams でファイルを渡す方法は2つあり、保存される場所が違います。
- チャット(個人・グループ)に添付したファイル → 送った人の OneDrive に入り、そこからリンクが共有される
- チーム内のチャネルに投稿したファイル → そのチームの SharePoint のドキュメントライブラリに入る
つまり、チャットで渡したファイルは送った人の持ち物です。その人が退職・異動してアカウントが消えれば、リンクは切れます。あとから他のメンバーが探すこともできません。
「Teamsに上げたはずなのに見つからない」の大半は、これです。
「〇〇さん、この資料ちょっと見てください」とチャットで送る → 相手が「これチームにも共有しときますね」と同じファイルを再アップロード → 中身が違う2つのファイルが別の場所に存在する。よくある事故です。
決めることは3つだけ
置き場所のルールは、細かく作るほど守られません。この3行で足ります。
1. 相談・依頼・雑談 → チャット。残らなくていい。「これどうしますか」「明日いけますか」の類い。流れて構いません。ここに決定事項を書かないことだけ守ります。
2. チーム全員が知るべきこと → チャネルに投稿。決まったこと、変更の連絡、期日。あとから入った人が遡って読めます。チャットではなくチャネルに書くのが要点です。
3. あとから探すもの → SharePoint(チャネルのファイル)に置く。手順書、様式、規程、台帳。投稿ではなくファイルとして置くのが大事です。投稿は流れますが、ファイルは残ります。
「決まったこと」を投稿で終わらせない
3のところをもう少しだけ。
チャネルへの投稿は、チャットよりは残ります。でも、半年後に「あの件どうなったんでしたっけ」と探すとき、投稿を遡って読むのは相当つらいです。
なので、決まったことは投稿しつつ、置き場所にも1行足すという運用にします。
- 手順が変わった → チャネルに「変えました」と投稿し、手順書のファイル自体も直す
- 担当が変わった → 投稿し、担当一覧のファイルも直す
二度手間に見えますが、この二度手間をやらないと、半年後に「投稿では新ルールなのにファイルは旧ルール」という状態になります。そして人はファイルのほうを信じます。
チームとチャネルは、増やしすぎない
もうひとつ、実際によく起きる詰まり方です。
案件ごとにチームを作っていくと、半年で30チームになり、どこに書けばいいか分からなくなります。そして「とりあえずチャットで」に戻ります。
目安としては、
- チームは「継続する組織・機能」の単位で作る(部署、プロジェクト、委員会)
- 一時的なものはチャネルで足す。終わったらチャネルをアーカイブする
- 参加者が3人以下で1週間で終わる話なら、チームもチャネルも作らずグループチャットでいい
作るのは簡単で、消すのは誰もやらない。だから作るときに一段慎重にする、という話です。
使い分けを1枚にして、チームの先頭に貼る
決めたら、Teams のチャネルのタブか、チャネルの投稿をピン留めして、そこに置き場所のルールを書いておきます。
・相談や依頼 → チャット(残らなくていい話)
・全員が知るべきこと → チャネルに投稿
・あとから探すもの → チャネルの「ファイル」に置く(投稿だけで終わらせない)
これも3行です。3行なら読まれます。
まとめ
- チャットに添付したファイルは送った人のOneDriveに入る。あとから他の人は探せない
- 分担は3つ。相談=チャット/連絡=チャネル投稿/保管=ファイル
- 決まったことは投稿で終わらせず、元のファイルも直す。人はファイルを信じる
- チームを増やしすぎない。一時的なものはチャネルで足してアーカイブする
- ルールは3行にしてピン留めする
ここが整っていると、あとから検索やAIを乗せたときに素直に効きます。逆に、チャットの中に決定事項が散らばっている状態のままだと、何を乗せても拾えません。
置き場所の話は共有フォルダ側にも同じことが言えるので、あわせて 共有フォルダの「どこに置いたか分からない」は、ルール3つで止まる もどうぞ。
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