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日程調整のメール往復に、毎回30分かかっている

「候補を3つ出す → 埋まっている → もう一度出す」を繰り返しています。Outlookに元から入っている機能で、この往復はほぼ消せます。

読了 約5分 Outlook業務効率化業務改善
  • 打ち合わせのたびに、候補日を3つ出してメールを往復している
  • 出した候補が埋まっていて、もう一度出し直す
  • 社外との調整で、5往復くらいすることがある
  • 会議室の空きを別に確認するので、二度手間になる

この作業は、ほぼ全部なくせます。しかも新しいツールを買う必要はありません。Outlook と Teams に元から入っている機能で足ります。

使われていないのは、知られていないからです。

社内の日程調整

1. 予定表を見えるようにする

これが前提です。社内の全員が、お互いの予定の「空き・埋まり」を見られる状態にしてください。

  • 予定の中身(件名や場所)まで見せる必要はありません
  • 空いているか埋まっているかだけ見えれば足ります

Microsoft 365 では、既定で社内の空き時間は見えることが多いです。見えないなら設定を確認してください。

ここが見えていないと、他の全部が機能しません。まずここです。

2. 予定表に「入れる」文化にする

見えるようになっても、予定を入れていない人がいると意味がありません。

  • 会議だけでなく、集中して作業する時間も入れる
  • 外出・出張・休暇も入れる
  • 「入っていない時間は、声をかけてよい時間」と共通認識にする

ここが運用の8割です。ツールの問題ではありません。全員が入れるようになるまでは、多少うるさく言う必要があります。

予定を見せたくない人がいる場合

「何をしているか知られたくない」という抵抗は出ます。件名を非公開にする設定があるので、それを使ってください。「空いているか埋まっているかだけ見える」と説明すれば、たいてい納得してもらえます。全部を公開する必要はありません。

3. スケジュールアシスタントを使う

Outlook で会議を作るとき、「スケジュール アシスタント」を開くと、参加者全員の空き時間が並んで表示されます。

  • 全員が空いている時間帯が、色で分かる
  • 会議室の空きも同じ画面で確認できる
  • そこをクリックして確定する

これを使うと、候補を出すメール自体が要らなくなります。空いている時間に入れて、招待を送るだけです。

「勝手に入れていいのか」という抵抗が出ますが、招待は承諾・辞退できます。都合が悪ければ断ってもらえばいい、という運用にしてください。断りやすくするために、招待の本文に「都合が悪ければ辞退してください」と1行入れておくと角が立ちません。

社外との日程調整

社外の人の予定表は見えないので、別の方法を使います。

Microsoft Bookings

自分の空き時間を、相手に選んでもらう仕組みです。

  1. 予約ページを作る(打ち合わせの種類、所要時間、受け付ける時間帯を設定)
  2. リンクを相手に送る
  3. 相手が空いている枠を選ぶと、双方の予定表に自動で入る

これで往復がゼロになります。Microsoft 365 のプランに含まれていることが多いので、追加費用なしで使える場合があります追加費用なしでどこまでできるのか)。

設定のときの注意:

  • 前後に余白を入れる(移動時間、準備時間)
  • 受け付ける時間帯を絞る(朝一と夕方遅くを外す)
  • 何日先まで受け付けるかを決める

Outlook の「投票」機能

相手にリンクを送るのが仰々しい場合、Outlook のメール作成画面から候補日時を投票形式で送る機能もあります。相手はメール内で候補を選ぶだけで、選ばれた時間で予定が確定します。

社外の相手に「予約ページ」を送るのが気になる場面(目上の相手、初めての取引先など)では、こちらのほうが自然です。

相手に合わせる場面では、無理に使わない

仕組みが便利でも、相手に手間を感じさせる場面では従来どおりでいいです。特に、こちらが伺う立場のときに予約リンクを送ると、印象が良くないことがあります。判断は相手との関係で決めてください。全部を統一する必要はありません。

会議室の予約を、予定と一体にする

会議室を別のExcelや紙の台帳で管理しているなら、予定表のリソースとして登録してください。

  • 会議室を「リソースメールボックス」として登録する
  • 会議を作るときに、会議室を参加者のように追加する
  • 空いていれば自動で承諾、埋まっていれば自動で辞退される

これで二重予約と、台帳を見に行く手間が消えます。設定は情シス側で30分ほどです。

設備(プロジェクター、社用車)も同じ方法で管理できます。貸出台帳を別に持っているなら、これに寄せられます。

定例会議は、繰り返しで入れておく

毎週・毎月の定例は、繰り返しの予定として一度入れてしまうのが確実です。

ただし2つ気をつけてください。

  • 終了日を必ず設定する(無期限にすると、要らなくなっても残り続けます)
  • 半年ごとに見直す。出席者が惰性で参加していないかを確認する

終了日のない定例が積み重なると、予定表が埋まって新しい予定が入らなくなります(会議が多い・長い)。

導入するときの順番

一度に全部を変えないでください。

  1. 予定表の空き時間が見える状態にする(情シス側の設定確認)
  2. 予定を入れるを全員の習慣にする(ここに時間がかかります)
  3. スケジュールアシスタントの使い方を、15分の説明会で共有する
  4. 会議室をリソースとして登録する
  5. 社外向けに Bookings を試す(まず1人が使ってみる)

2番が終わるまで、3番以降をやっても効きません。予定が入っていない予定表を見ても、判断できないからです。

まとめ

  • 新しいツールは要らない。Outlook と Teams にある機能で足りる
  • 前提は空き時間が見えること。中身は見せなくていい
  • 運用の8割は全員が予定を入れること
  • スケジュールアシスタントで、候補を出すメールが不要になる
  • 招待は断れる。「都合が悪ければ辞退してください」と1行添える
  • 社外にはBookings(予約ページ)か、Outlookの投票
  • 伺う立場のときは、無理に仕組みを使わない
  • 会議室と設備はリソースとして登録。二重予約が消える
  • 定例は繰り返しで入れる。ただし終了日を必ず設定する
  • 導入は順番どおり。予定を入れる習慣が先

まず、自分の予定表に来週分の作業時間を入れてみてください。それが全員に広がったときに、この話の効果が出ます。

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